
エイズとは、Acquired Immuno Deficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)の略称で、
HIV(ヒト免疫不全ウイルス=human immunodeficiency virus)に感染して起こる病気で、感染すると、
身体を病気から守る免疫が破壊されてしまう病気です。
エイズは、人と人の間でしか感染せず、人の体内以外では生きられないという特徴を持っています。
よくエイズで死ぬとの情報がありますが、エイズによって死ぬというわけではなく、
体の免疫機能が低下することによって様々な病気にかかりやすくなり、且つ、重度の病気になるためであってエイズという病気で死ぬのはまれであるということです。
現在、国内でのHIV感染者数は増加の一途をたどっています。1日に約4人が感染しているとも言われています。
このことからも、エイズは私たちにとって身近な存在となっているのです。

HIVは、たった1回の性行為でも感染する可能性があります。
性行為、キス(口腔内に傷がある場合)、オーラルセックス(口を使ってする性行為、フェラチオやクリニングスなど)をする際、粘膜に傷があると感染率は10倍以上になると言われています。
感染経路は性行為だけではなく、輸血、注射の共有。母子感染なども原因の一つです。
ですが、最近の調査では感染経路の70~80%が性行為によるものだと言われています。
HIVは尿や唾液にも含まれていますが、少量であるため感染する可能性はほとんどありません。

HIVは約10年の期間を経て免疫機能を壊します。症状も段階があり全く自覚症状がありません。
感染して発症するまでの流れはこのようになっています。
- 感染初期・・・
感染後1~2週間後に発熱、のどの痛み、だるさ、筋肉痛、といったインフルエンザのような症状が出ます。
この時期に自覚症状は無いので、エイズ検査を受けても HIVウィルスは検出されないので風邪と誤診されやすい。
HIVウィルスが検出されるようになるのは感染から6~8週間はかかります。
確実に検査をする為には感染から3ヵ月必要です。 - エイズ発症前・・・
長い無症状の期間の後にエイズ関連症候群と言われる症状が出始めます。
持続する全身のリンパ線の腫れ、発熱、下痢、体重減少、倦怠感と言った症状が表れます。 - エイズ発症・・・
エイズ関連症候群の後に、 カリニ肺炎、カポジ肉腫、エイズ脳症などが発症するとエイズと診断されます。
厚生労働省はエイズ発症の特徴的症状として23の疾患を挙げています。複数の合併症が重なることも多く治療が複雑になり、
悪性の腫瘍を発症すると助かりません。

HIVの予防には他の感染症と同様、性行為時コンドームの使用が有効です。
それを含め何より、安全な性的活動に関する教育・自覚が必要です。
例えば、性的関係の相手を減らす、正確で持続的なコンドームを使用する、他の性病・性感染症の迅速な検査・治療をするなどが挙げられます。
一番の予防法は不特定多数との性行為の自粛です。



