
B型肝炎とは、B型肝炎のウイルス感染によって発症する病気です。
アフリカやアジアなど、発展途上国に広く伝わっている病気で、外国で感染して持ち帰る人が多く見られます。
慢性化したB型肝炎のほとんどは母子感染からといいます。
また、急性B型肝炎は、感染しても自覚症状はあまりでないうちに約60~70%の人は完治すると言われています。B型急性肝炎の患者の5~30%が性行為による感染とされており、対象が成人であることから一般には一過性感染となります。
性行為の頻度が高い場合、また梅毒などで粘膜に損傷がある場合、感染の危険性が高いと考えられます。
全世界で見ると、B型肝炎ウイルスの持続感染者は3億5千万人、日本では130万人以上が感染してると言われています。

B型肝炎は血液及び体液感染が主な感染経路と言われています。
性行為によるものや注射針が原因とされるもの(医療行為、歯科治療、麻薬中毒者)やタトゥーなどや、輸血や血液透析などからも感染します。
感染者の唾液にも微量のウイルスは含まれていますが、飲み物の回し飲み程度では感染しません。
慢性B型肝炎は母子感染がほとんどとされ特に、3才児未満の乳幼児ではまだ免疫機能が不完全なため、キャリアとなってしまうといわれています。

B型肝炎は、急性B型肝炎と慢性B型肝炎とで症状が変わります。
- 急性B型肝炎
ウイルスが約1~6ヶ月の潜伏した後、一時的に肝炎を発症します。
人により症状や程度は様々といわれ、発熱や全身倦怠感、その後食欲不振や悪心・嘔吐が出現します。
最悪のケースは、悪化し劇症化し(劇症肝炎)致命的になる場合もあるようですが、たいていの人は約2ヶ月ほどで
完全に治癒するといわれています。 - 慢性B型肝炎
血液・生化学的な肝炎が約6ヶ月以上続くと、慢性といわれます。ほとんどが母子感染で、B型肝炎の場合では急性から慢性へと移行する事まずないとされています。
生体免疫機能がB型肝炎ウイルスを肝細胞ごと破壊するため、炎症がおこり、B型肝炎へと移行します。
たいていの人は約数年間の肝炎で獲得免疫により完治するようですが、約10%の人は持続性肝炎となり肝硬変や肝ガンなどにかかる可能性が高くなるといわれています。
多くの人は感染しても、自覚症状がなく自然治癒するといわれますが、症状がみられるのは、急性B型肝炎の約20~30%と
いわれています。これは、悪化すると劇症化する事もあり肝細胞壊死による意識障害などが起こるとされ、注意が必要です。
肝疾患の主な症状では
- 黄疸(白目の部分も黄色くなる)
- 全身の倦怠感
- 食欲不振
- 吐き気及び嘔吐
- 発熱
- 黒褐色尿
- 白色便
- 右腋腹の圧痛
- 関節痛
などの症状があげられています。

B型肝炎の予防には血液・体液が粘膜と接触する事による感染ですから、コンドームなしでのオーラルセックスにも注意が必要です。
血液および血液に汚染されたものが他人に付着しないようにすることで、入浴、理髪、食器などには特別な配慮は必要ありません。
また、HBワクチンの接種は、性行為による感染だけでなく、母児間感染、また保育園内などの水平感染に対しても有効です。
数ヶ月おきに計3回病院で打ち、生体内に抗体を作ります。しかし、必ず抗体ができるわけではなく、できたとしても永続的ではない
ので、医者の指示にしたがってください。



