
C型肝炎とは、フラビウイルス科へパシウイルス属に属するC型肝炎ウイルスの感染によって発症する病気です。
このウイルスは血液を介して感染し、ほとんどの場合慢性肝炎になり、放っておくとさらに進行して肝硬変を経て高い確率で肝臓ガンになります。
現在、肝臓がんによる死亡者数は年間3万人を超え増加傾向にありますが、その8割がC型肝炎をともなっています。
国内のC型肝炎ウイルス感染者は現在150万~250万人とも言われています。
そのうち、ウイルスを持っているのに肝臓の障害に気づいていない方が、約60万人いるといわれています。

主に輸血による感染が主感染源でしたが、最近では献血時に検査を行うようになって、輸血による感染は少なくなっています。最近の主な感染経路は、薬物の注射の回しうちでC型肝炎に感染することが多くなっています。
性行為による感染はまれですが、アナルセックスや生理中の性行為など、出血と粘膜の損傷をともなう性行為は感染の危険性は高いと考えられます。
他にも注射器の回し打ち、カミソリ、歯ブラシの共用、刺青、ビアス、母子感染等などでも感染する恐れがあります。
C型肝炎の特徴は慢性化することで、初感染例のうち約62~77%が慢性化すると考えられています。
持続感染者の65~70%は慢性肝炎と診断されますが、慢性肝炎の場合でも自覚症状がない場合がほとんどのようです。

C型肝炎は、急性肝炎になっても症状が比較的軽く自覚症状がほとんどないのが特徴です。
個人差があり、症状が出るまで約2週間~3ヵ月かかります。C型肝炎ウイルスの抗体ができるまでの期間は1~3ヵ月とされています。
全身倦怠(だるさ)、食欲がない、濃い色の尿が出る、発熱、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)など急性のC型肝炎で、
自覚症状の出る人は20~30%と言われます。
何らかの機会にC型肝炎ウイルス持続感染者(HCVキャリア)であることがわかった人の65~70%は、
初診時の肝臓の検査によって慢性肝炎と診断されますが、この場合でも自覚症状がない場合がほとんどです。

C型肝炎の予防には血液・体液が粘膜と接触する事による感染ですから、コンドームなしでのオーラルセックスにも注意が必要です。
C型肝炎の感染経路は血液が原因ですので、万が一血液が付着したものを扱う場合はよく消毒をすることです。
また、C型肝炎ウイルスは、くしゃみやせき、抱擁、食器やコップの共用など、日常の接触で感染することはありません。



