性病広辞苑モバイル版

クラミジア・トラコマティス クラミジアとは「クラミジア・トラコマティス」という細菌が尿路や性器に感染することで起こる病気です。

クラミジアは球状あるいは卵状の、生きた細胞内でのみ増殖が可能な微生物で、
EB(感染性のみを有する基本小体)、RB(代謝活性のみを有する網様体)による、特異な増殖環が特徴です。

現在、国内の性感染症患者は約100万人以上と言われています。
一般の高校生に調査したところ、性経験者のうち、女性では13.1%、男性では6.7%が感染していたとの報告があります。

感染しても女性の約75%,男性の約50%の割合で自覚症状がほとんど無い為に、
気づかないまま感染を広げてしまうことがあります。
女性の場合、不妊症や子宮外妊娠の原因となります。

クラミジアは性行為・オーラルセックス・キスなどの行為によって粘膜同士の接触や、精液、膣分泌液を介して感染します。

女性の場合、感染部位は咽頭(のど)、膣内に感染します。

相手が喉にクラミジアが感染している場合は通常のキス(口づけ程度)では感染する可能性は低いのですが、ディープキスの場合は感染率が高くなります。
クラミジアは性行為によって感染しますが風邪のように空気感染することはありません。
よってあなたにクラミジアの症状が出た場合、あなたに覚えがなければ、パートナーから感染した疑いがあります。

クラミジアに感染していると、HIV(エイズウイルス)への感染率が3~5倍も高まると言われています。

クラミジアは感染後数週間で発症しますが、無症状の場合もあります。

女性の主な症状はこのような内容です。

  • おりものの増加
  • おりもの血液が混じる
  • 下腹部の痛み
  • セックスの時の痛み

ただし、前述のように女性の半数以上が全く症状を感じないと言われており、
感染したまま放っておくと卵管炎をおこし、 子宮外妊娠や不妊症の原因にもなります。

クラミジア感染症の予防にはコンドームの使用が有効です。

ただ、着用である程度予防することができますが100%ではなく、口から口へという場合などが考えられます。
また感染による再発の繰り返しを防ぐために、パートナーの受診、治療も同時に行うことが重要になります。

一番の予防法は不特定多数との性行為の自粛です。