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特集
2016年  3月の特集
セーファーセックスについて

・1.セーファーセックスとは
セーファーセックスとは
性感染症およびHIV(以下、性病等)に感染するリスクを減少させる行動をとりながら、性交を行うことである。

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セックスする以上、完全にリスクがゼロで絶対に安全ということは現実的ではないため、セーフセックスと言わずにセーファー(より安全な)セックスと言います。
・2.日本におけるセーファーセックスの現状
日本において、セーファーセックスは未だ十分に普及し、意識されているとは言い切れず、誤解も多く見られます。

まず、セーファーセックスをするには、パートナーの理解が必要です。
その上で自分なりのガイドラインをつくる。

例えば
・相手が信用できない(ナンパなどで出会った相手)場合はしない
・不特定多数の相手との性交をしない
・体や心の準備ができていない、体調が悪い場合はしない
・コンドームを用意できない場合はしない
・3ヶ月に1度は性病検査をする


性病予防の面では、セックスのときに必ずコンドームを使うことが大切。
性病は相手の体液を介して感染することが多いため、セックスをする際にコンドームを使うことで、かなりの確率で感染を予防することができます。
実際、コンドームやデンタルダム(クンニなどの際に使うゴム)を使ってセックスをした場合、HIVへの感染率は限りなくゼロに近づくと言われています。

HIVや性病を理解し、感染しないために必要なこと知りましょう。
・3.具体的なセーファーセックス
どのような行為で何の性病が感染するリスクがあるのか調べましょう

例)
・キス
ディープなキスでは、梅毒やヘルペスなどの感染の可能性。
口の中に傷や炎症があって出血がある場合にはHIVも注意が必要です。
→軽いキスにする

・フェラチオ・イラマチオ・クンニリングス・アニリングス・シックスナイン
口の中に精液を出されると、HIVやB型肝炎に感染する可能性。飲み込むとリスクが上昇。
相手の陰茎ににできもの(炎症や潰瘍)がある場合、触れるだけで口の中やのどの奥から梅毒・クラミジア・淋病・ヘルペス・尖形コンジローマ・B型肝炎 などに感染する可能性も。
症例
→コンドーム・オーラルセックス用コンドーム・デンタルダムを使う

・セックス・アナルセックス
相手のペニスにできもの(炎症や潰瘍)ができていると、触れるだけで梅毒・クラミジア・淋病・ヘルペスなどに感染する可能性
肛門の中に精液や先走りを出されるとHIVやB型肝炎に感染する可能性が非常に高くなる。
おしりの中で射精されることが、HIVに感染する一番の原因。
→コンドーム・水溶性やシリコン製のローションを使う
×ワセリンやハンドクリーム、ベビーオイルなどの油性のものはコンドームを破損させやすくする

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