女性の体の為のポータルサイト
性病広辞苑

特集
2018年  3月の特集
前庭神経炎について

・1. 前庭神経炎はこんな病気
前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)とは、
突然、強い回転性めまいと吐き気・嘔吐を生ずる疾患です。

前庭神経炎の多くは、風邪やウイルス感染などの後に発症する為、
平衡感覚をつかさどる前庭神経が、ウイルス感染や血行障害によって
障害されて発症する
と考えられていますが、明らかな原因はわかっていません。

 
めまいを生じる他の耳の疾患メニエール病が有名ですが、
メニエール病ではめまい発作に伴って難聴や耳鳴りが出現するのに比べ、
前庭神経炎では難聴、耳鳴りは生じません

じっとしていてもめまいや吐き気はなかなかよくならず、
通常数日間強いめまい、吐き気が続くのが前庭神経炎の特徴です。
・2. 前庭神経炎の症状
前庭神経炎の症状は、突然、前触れもなく回転性のめまいが起こります。

症状は激しく、じっとしていても頭や体がぐるぐる回る感じがします。

また、悪心や嘔吐を伴う場合もあります。

2〜3日続いた後、徐々に症状は軽くなりますが、
立ちあがった時や歩行時のふらつきは長期間続くことが多く
日常生活に支障をきたすことがあります。

ですが、耳の聞こえには全く異常がないことが特徴です。


・3. 前庭神経炎の治療法
回転性のめまいが強い場合には、
安静を保つために入院して治療する必要性があります。

 
めまいを軽くする為に、一般的なめまいに使用する
炭酸水素ナトリウムの静脈内注射、悪心・嘔吐には乗り物酔いなどに使用する
抗ヒスタミン薬吐き気止めが投与されます。

前庭神経炎の治療には、
炎症を抑える副腎皮質ステロイドの投与が有効です。
 
前庭神経炎によるめまいは突然発症し、
症状が長期にわたって続く場合には、日常生活に大きな支障をきたします。

前庭神経炎の急性期の治療が終わったら、
適度な運動やバランスの良い食事規則正しい生活を心がけ、
十分な睡眠をとることが重要です。

 
[*]バックナンバー

ハートたち(複数ハート)メニューハートたち(複数ハート)
性病検索 婦人病
病院情報 用語集
特集 twitter
会社概要 お問い合わせ
MAP TOP

Copyright © 性病広辞苑. All Rights Reserved.