●鶏卵
∟鶏卵によるアレルギーのほとんどは、卵白によるものです。
生卵や半熟卵よりも加熱した鶏卵では症状が出にくい傾向があります。
●乳製品
∟牛乳のたんぱく質は、主にカゼインと乳清たんぱくです。
カゼインなどの主なたんぱく質は加熱してもこわれにくいため、牛乳は加熱すれば症状が出にくくなるということはありません。
●小麦
∟アレルギーを起こす小麦中のたんぱく質は、高温で加熱してもこわれにくいが、しょうゆ、みそなどの調味料は、発酵によってたんぱく質が分解されるため利用できます。(例外あり)
●甲殻類
∟原因たんぱく質(トロポミオシン)はエビ、カニ、シャコなどに広く分布するため、甲殻類アレルギーの場合は
甲殻類全般で症状が出やすい傾向があります。
●果物類
∟キウイ、バナナ、バラ科の果物(モモ、リンゴなど)、ウリ科の果物(メロンなど)が原因となりやすく、ある種の花粉症をもっている人の場合、果物によるアレルギーを起こしやすいことがわかっています。
●ピーナッツ・そば
∟微量でも全身症状を起こし、
ショック症状の割合が他の食物と比べると高い傾向があります。