アトピーとは、正式名称を
アトピー性皮膚炎といい、
かゆみのある湿疹が全身のいろいろなところにできることが特徴です。
皮脂の分泌量が極端に少なく、角質層の水分を保つ力が弱い状態なので、
皮膚が乾燥しやすいだけでなく、バリア機能が低下しているため
外からの刺激にとても弱くなっています。
主な皮膚の症状には、次のような特徴があります。
・乾燥…かさかさと皮膚の水分が少ない乾燥した状態
・鱗屑(りんせつ)…フケのようなかさかさしたものが落ちる
・紅斑(こうはん)…赤い腫れ
・丘疹(きゅうしん)…ぶつぶつした小さなドームの形の盛り上がり
・痂皮(かひ)…掻きむしった後にできるかさぶた
・びらん…皮膚の浅い部分がはがれて、じくじくとただれた状態
・苔癬化(たいせんか)…掻きむしることをくりかえして、ごわごわと皮膚が厚く硬くなってしまった状態
アトピーは「現代病」とも言われ、年々患者数が増えています。
繰り返し湿疹やかゆみを感じる場所がある場合は、早めに医師や専門家に相談してみましょう。