
トリコモナスとは、寄生虫の一種であるトリコモナス原虫が膣内に寄生することにより発症する膣内の病気です。
肉眼では確認できず、ゾウリムシのような原虫と同じ分類に属す寄生虫で、発症の季節は特に夏が多いと言われています。
トリコモナスには、膣トリコモナス、腸トリコモナス、口腔トリコモナスがあり、それぞれ感染部位に特異的な性質を持っており、生殖器に感染するのは膣トリコモナスだけです。
感染経路は性行為だけではなく、下着、タオルなどからも感染する可能性もあります。
現在国内の女性の5~10%が感染しています。

トリコモナスは性行為により膣トリコモナスという0.1mmぐらいの原虫が膣や膀胱内に入り込み炎症をおこします。
感染源が原虫ということもあり、ごく稀にではあるが下着、タオル、シーツ、便器、浴槽での感染の可能性があります。
よって、性行為の経験のない女性や幼児にも感染することがあります。

トリコモナスは膣だけでなく、子宮頸管(子宮入口の管)、 膀胱、尿道へも感染します。
通常は10日ほど潜伏期を経て悪臭の強い泡状のおりもの、陰部と膣のかゆみが出ます。
膣トリコモナス症を治療せずに放っておくと炎症が卵管まですすみ、不妊症や早産、流産の原因となります。

トリコモナス症の予防に関して十分な研究はなされていないが、コンドームの使用によりトリコモナス症の蔓延を阻止できると考えられてます。
トリコモナス感染症は、性病・性感染症でありピンポン感染を起こすことから、パートナーとともに治療することが必要です。
更に、公衆浴場では直接床に座ったり、下着を床に置かないということも予防の一つです。



