2015年 4月の特集口内炎について
1.口内炎の原因
口内炎とは、口内を覆っている粘膜に炎症が起こる口腔内の病気です。
一般的に多く見られる口内炎は「アフタ性口内炎」で、疲労や免疫力の低下が原因とされます。
出来物の中心部が少しくぼんでいて、白っぽくなる症状を言います。
■原因
・不規則な生活習慣
・寝不足
・疲れやストレス
・暴飲暴食
・ビタミン不足
健康な状態であれば口内炎ができて辛い思いをすることはありません。
体の不調のシグナルと考え、日常生活や体調を見直すきっかけにしましょう。
悪化すると食べること、しゃべることさえ辛くなります。
2.口内炎の予防・対策
■ストレス解消と生活習慣の改善
早めに就寝することによって、身体の再生を促す成長ホルモンの分泌が増えます。
また、ストレスがたまると免疫力が低下するため、疲れた時はゆっくりと休み、睡眠をしっかりとって、規則正しい生活を送るようにしましょう。
口内炎は、栄養バランスが乱れ、ビタミン群だけでなく、鉄分が不足することで発症する場合があります。
ビタミンB群はもちろんのこと、女性に不足しがちな 鉄分も積極的に摂りましょう。
また、皮膚や粘膜の働きを正常に保つ働きがあるビタミンAやCも摂るように心掛けるといいでしょう。
■口腔内を清潔に保つ
絶対に忘れてはならないのが、毎食後の歯磨きです!
口の中を清潔に保つことが、口内炎予防の第一歩です。
口腔内に汚れがたまると、細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、口内炎ができやすくなるので、日頃から毎食後の歯磨きやうがい薬で口内洗浄を行い、発症を防ぎましょう。
3.できてしまった口内炎を治すには
大体は自己治癒しますが、酷い口内炎は耐え難いもの。
早めに治す方法をお教えします。
■口内炎に塩は場合によりけり
口内炎に直接塩を塗りこんだり、塩水でうがいをする、という方法がありますが
・傷口に塩を塗りこむのは激痛をともなう
・場合によっては傷口を広げでしまい、治癒が遅れる
上記のような場合があります。
しかし、塩の殺菌効果により、症状が緩和される場合もあります。
■除菌
口腔内の常在菌を減らすことが効果があるようです。
これにはうがい薬が適しており、うがい薬で念入りに1分間ほどうがいをするだけで、常在菌を10分の1まで減らすことが出来るそうです。
■薬
第2・3類医薬品として色々な口内炎用の薬が市販されています。
これらを使うのも有効な手段でしょう。
薬にも種類があり、
・患部に直接塗る塗り薬(無味・無臭のものもある)
・患部に直接貼る貼り薬(滲みにくく、痛みが和らぐ)
・体調を整えて治す飲み薬(上記の薬が苦手な方におすすめ)
等があります。