2015年 5月の特集女性のカラダについて
1.年齢別で見るカラダの変化
女性の身体は女性ホルモンの分泌量によって、外見的にも内面的にも変化していきます。
2.女性の年齢に伴うトラブルの変化
卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌量の変化にともない、年齢によって生理トラブルや病気の種類にも変化が現れます。
10代は、卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌量が不安定であるために、強い生理痛(機能性月経困難症)に悩まされる人が多く
20代・30代は、分泌量が安定する時期ですが、環境のストレスやダイエットから分泌が乱れ、生理不順に悩む女性が増えています。
30代になると、月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)の症例が増えてきます。
また、子宮筋腫、子宮がんなどの病気が増え、過多月経や不正出血などで悩む人が多くなります。
40代からは、分泌量が減少するために、更年期特有の生理不順やさまざまな症状があらわれてきます。
3.女性特有の病気に気をつけるべき年齢一覧
女性特有の病気に気をつけるべき年齢一覧表
また、上記以外でも
バセドウ病(新陳代謝を盛んにする甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気。この影響で頻脈、動悸、また眼球突出(前方に突き出す)が見られる。)
関節リウマチ(両手指の軽い痛みに始まり、やがて他の関節にも激しい腫れや痛みが生じる病気。発熱や食欲不振の症状が見られることもある。男性も発症するが女性の方が圧倒的にかかりやすい病気の一つ。)
などの女性特有の病気があります。
女性特有の病気は早期発見が鍵。
子宮がん検診は20歳以上、乳がん検診は40歳以上の方に国から補助が出ていることが多いので、是非利用して定期的に検診するなどし早期の発見に努めましょう。