2017年 5月の特集末端冷え性について
1.末端冷え性とは
冷え性は女性に多く、特に末端冷え性が多いといわれています。
末端冷え性とは、体は温かいのに手先や足先の末端だけが冷たく感じる症状になります。
ひどくなると足が冷たすぎて眠れなかったり、眠っても足が冷たくて目覚めたりして、睡眠不足になることもあります。
末端冷え性は10代~30代の女性の多いのが特徴です。
また、手先や足先だけが冷えて、体は温かいため冷え性だと気付かないこともありますので、以下の症状に当てはまる場合は末端冷え性を疑ってみましょう。
●手先や足先だけが冷える
●布団に入っても足が温まらない
●寝つけない
●眠りが浅い
●足がむくみやすい
●免疫力が下がって風邪をひきやすい
2.末端冷え性の原因
体内でうまく熱を作ることができず、さらに、手先や足先へ運ぶことができない時、それが『冷え』として体の外に出てくるのが末端冷え性です。
それにはいくつかの原因があると考えられています。
血流循環が悪い
血液の流れがうまくいっていると、循環する血液が熱を全身へ運んでくれます。
しかし、血液の流れが悪くなると心臓から遠い手先や足先は優先度が落ちて後回しにされてしまうため、血液(熱)が行き届かず冷えてしまいます。
しかし、血液の流れが悪くなると心臓から遠い手先や足先は優先度が落ちて後回しにされてしまうため、血液(熱)が行き届かず冷えてしまいます。
代謝が低下している
代謝が悪くなってしまうことで、内臓の働きも低下してしまい、結果的に冷えにつながってしまいます。
筋肉量が低下している
女性は男性に比べて筋肉が少ないため、筋肉運動による発熱や血流量が少なくなってしまいます。
運動不足で筋肉量が落ちている人も、冷えを感じやすくなります。
運動不足で筋肉量が落ちている人も、冷えを感じやすくなります。
自律神経の異常
自律神経がうまく機能しなくなることで、冷えが続くことが考えられます。
女性ホルモンの乱れ
女性の体と心をコントロールする女性ホルモン。
女性ホルモンの分泌が乱れてしまうと血行が悪くなり、冷えを呼んでしまいます。
女性ホルモンの分泌が乱れてしまうと血行が悪くなり、冷えを呼んでしまいます。
3.末端冷え性を改善する食べ物
食べ物の中には、体をあたためる食べ物と体を冷やす食べ物があります。
末端冷え性の場合、体をあたためる食べ物を食べると良いです。
夏野菜は体を冷やし、冬が旬の根菜類は体を温めるのです。
・にんじん
・ごぼう
・里芋
・さつま芋
・かぶ
・大根
・しょうが等
しょうがを食べると体がポカポカするという経験をしたことがある方もいますよね。
しょうがには、体を温める作用が強い「ショウガオール」が含まれているため、胃腸の血行を良くし、体の中心部を温めてくれます。