2017年 9月の特集脚のむくみについて
1.むくみとは
立ち仕事やデスクワークの女性の悩みのタネ、脚のむくみ。
医学的には浮腫(ふしゅ)といい、指で脚を押すと跡がしばらく残る症状の事を指します。
血液中の水分が血管やリンパ管の外に染み出し、脚等の皮膚の下に溜まった上体の事を言います。
脚は心臓から遠いので水分や老廃物が溜まりやすく、むくみやすい箇所です。
また、脚の血液はふくらはぎの筋肉で心臓へと送られますが、ふくらはぎの疲労や血行不良等で滞ることでも起きます。
また、圧迫感のある下着をつけることも原因の一つとなります。
2.むくみの原因
このむくみの主な原因は複数あり。
■長時間の起立姿勢
起立の姿勢は重力により脚に血液が溜まりやすい姿勢です。
すると静脈の圧が高くなり、戻ってくる水分を受け入れる事が難しくなり結果むくみます。
■水分or塩分のとりすぎ
水分や塩分を取りすぎると血液中の水分量が増し、それにより余分な水分が溜まりやすくなります。
■冷え性、血行不良、運動不足
冷えにより血行が悪くなるとむくみが発生します。
むくむと筋肉が硬くなり、さらに循環が悪くなり冷えを増長。脂肪も燃焼しにくくなり皮下脂肪が溜まりやすくなります。
そういった悪循環で脚がどんどん太くなることも。
■肝臓、腎臓の病気
肝臓が弱っているとアルブミンという成分の生成量が落ち、動脈の水分が血管の外に出やすくなり、静脈の水分が血管に戻りにくくなりむくみます。
腎臓が弱っていると体の中の余分な水分を尿として体外に排出できなくなり、結果余分な水分がたまりむくみます。
また様々な循環器系の病気の原因や症状となっています。
3.むくみの解消法
一番は新陳代謝を高め、生活習慣の改善と適度な運動をすることです。
また、マッサージや入浴で筋肉のこわばりをといたり、一定の姿勢を取り続けることを避けることを心がけることも有効です。
そして新陳代謝向上のため、質のいい睡眠をとりましょう。
また、生理前のむくみはビタミンB6が有効で、サプリメント等で効率的に補うのが良いでしょう。